北海道に生まれ住んで

北海道の田舎で生まれ育った私、ひょうちゃんは、物心ついた頃にみるテレビの中の光景を、まるで外国のような感覚で見ていたように記憶しています。

 

高度経済成長期と言うことがあったからなのか、テレビでみる世界はどんどんと近代化が進んでいて、どんどんと取り残されていくような気がしていました。田舎あるあるなのかな?田舎で育つと、おそらくほとんどの人は一度は「都会」と言うものに憧れるものなのではないでしょうか(当社調べ)

 

中学の修学旅行は青森〜岩手でしたので、北海道との違いは歴史かな?くらいにしか思えず、同じ田舎仲間だなwなんで思ってましたが、高校の修学旅行で金沢、奈良、大阪、神戸、そして東京に初めて行き、それまで札幌でさえほとんど行ったことがなかった自分にとっては、本当に人の多さにビビったものです。特に京都で迎えた朝、大量のスクーターがごった返す朝の通勤時には驚きを隠せずこんな世界があるのだなと目で見ながらも実感が湧きませんでした。

当時はインターネットなどなく、自宅にもパソコンなどなかったのでもっぱら情報は本とテレビ。それでも情報を集めると本州などの内地(北海道ではいまだにこう言う)の文化の違いや長年の歴史、そんなものにも憧れを抱きました。

振り返って北海道を見ると当時は学校で習ったこと、目で見て耳で聞いたことしか知り得ず、最近になってやっと「北海道150年」とか言われてますが要するに明治からしか歴史がないような薄っぺらい土地、何もないど田舎、そんなふうに思っていて北海道に対する愛着など希薄だったように思います。

 

 

愚かだよね、井の中だわー

 

 

北の国から、というドラマがありました。内地の人はどう思いながら見ていたのか知りませんが、あれらが自分の普段の社会でしたからね。(流石に黒板家ほどではありませんでしたがw)

どじょうを捕まえ、タニシを拾って食べてましたしね、ウサギなんかも食べました。肉といえば物心つく頃はハレの御馳走はジンギスカンでしたがそのほとんどが鶏肉、しかも農家の祖父の家で追いかけて首を撥ねて、走り回って力尽きた鶏の羽をむしったりしましたしね、牛肉なんて小学5年になって初めて食べましたよ。

 

 

そんな田舎暮らしもテレビの中などと比べてななめに見ていて、あまり好きではなかったんですよね。

 

 

今ですか?逆にそう言う田舎暮らしに憧れてますねw

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